タイ・アピシット首相、11月14日に総選挙を行う姿勢を示す!

ようやく、事態収拾の方向に向かうかもしれない。

3日の21時過ぎ、アピシット首相はテレビの緊急放送において、今年11月14日に総選挙を実施する方針を表明した。これまで首相は、下院解散、および総選挙を年内としていたのに対して、事実上前倒しする姿勢を示したのだ。

どうやら、タクシン元首相支持派団体「反独裁民主統一戦線」(UDD:通称赤服)も、この提案を前向きにとらえているもようで、赤服のバンコクでの大規模なデモが展開されてから2ヶ月弱。ここにきてようやく事態は収拾の方向に向かいそうだ。

とりあえず、ホッって感じかなぁ。


ただし首相は、解散の前提として次の5点を提示。

①王室が政治利用されることを禁止し、今後も王政を守ること。
②対立の元ともなった不公正を是正する国家改革を行うこと。(貧困層に対する福祉向上の実現など)
③マスコミの改革を行うこと。中立性を保つメディアを確立する。
4月10日の赤服と治安部隊の衝突や、シーロムドンムアンでの爆発事件などに関する真相を究明すること。
⑤憲法改正などを含んだ政治改革を実施すること。

これらの条件が満たされるのであれば、11月14日に総選挙を行う予定であると表明したのだ。

タイの法律では、解散から60日以内に選挙が実施されることが定められているので、もし実際に11月14日に選挙が実施されることになるならば、9月の中旬から下旬にかけて解散される可能性が高い。

まぁ、9月中旬というのは、赤服の当初の要求である「即時解散」とは開きがあるものの、赤服もこれくらいを妥協点として要求をのむのではなかろうか。というか、のんでくれ。そろそろ。


本日中に赤服は今後の方針を発表すると言う。

いい返事を期待!って感じかな。

ただ、反赤服である「民主主義市民連合」(PAD)はどう対応するのかなぁ・・・。



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1 件のコメント:

  1. ご無事であると知って安心しました。
    私は、20年近く前にタイに行き、とても自然が綺麗だったのとお料理がおいしかったことなど忘れられません。

    せっかく若い人が外国まで行って勉強しているというのに
    その国の事情で事件や政変に巻き込まれたら、困ると思っていました。これからも、気をつけて色んなタイの情報を
    お知らせください。楽しみにしています。

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